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2020年2月21日

自家組織による隆鼻術と鼻中隔延長術

自家組織による隆鼻術と鼻中隔延長術

カテゴリ:鼻中隔延長術  投稿日:2020年2月21日

こんにちは。広島のすず美容形成外科医院の岩垂鈴香です。

 

鼻は顔の中で、目ほど目立たないのですが、顔の重要なバランスを作るパーツです。

鼻の高さ、鼻の幅、鼻先の形などなど、いろいろな要素がたくさんあり単純に語ることができないくらいです。

その理由の1つは、鼻の形が立体構造になっているからだと思います。

鼻の形を整える治療の中で、多くの方から求められるものの一つが鼻を高くする隆鼻術と鼻先を細く尖らせる鼻中隔延長術になります。

昔はシリコンでこの二つを叶えられると考えていましたが、長年の経過をみると、シリコンはだめだと思われることも増えてきました。

特に鼻先をシリコンで思いっきり高くすると、鼻の穴が上を向いてしまいます。そして長年の経過で鼻先の皮膚が薄くなってしまい、シリコンのフレームが浮き出てきます。

そのような場合、シリコンは抜去してしまえば大丈夫です。抜去することは非常に簡単な作業です。

でも抜去したあとの鼻を、シリコンが入っていたように高くしたいとか、鼻先を細くしたい場合は、もうシリコンは使用できず、自分の組織で形を整えるしか選択肢がありません。

自分の組織(自家組織)で手術をすると、将来皮膚が薄くなるなどの異物によるトラブルは起こりません。

ただ、形が嫌だった時、シリコンを抜去するような簡単な作業では変更ができない欠点があります。

その反面、良かった場合は、将来トラブルが生じることがないので安心です。

自分の組織で鼻を高くする場合、自然な変化を求める方には耳介軟骨を用いています。

大きな変化を求める場合は、肋軟骨が良いと思います。

鼻先をほっそりする鼻中隔延長術の場合は、特殊な例を除いて、鼻中隔軟骨を用います。鼻中隔軟骨による延長術が自然で綺麗な鼻先に仕上がると思います。

自分の組織での隆鼻術と鼻中隔延長術は、自然な鼻の形を作ることができる良い手術だと思います。

鼻の手術で悩んでいるかたの参考になりましたら幸いです。

 

写真は採取した鼻中隔軟骨です。

 

 

 

 

 

すず美容形成外科医院(広島の美容外科、形成外科、美容皮膚科、二重形成、鼻形成、しみ、しわ、たるみ)お電話は082-222-6671 HPは http://www.suzu-clinic.com メールでのお問い合わせは http://www.suzu-clinic.com/contact/index.html#mail_form