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2022年6月24日

おすすめ治療:一重にもどらない二重・全切開法

おすすめ治療:一重にもどらない二重・全切開法

カテゴリ:二重, 目もと  投稿日:2022年6月24日

こんにちは。広島のすず美容形成外科医院の岩垂鈴香です。

二重埋没法はどうして元に戻っていくのでしょうか?

二重埋没法はまぶたの構造はそのままで、糸で瞼を縫合する手術です。元々一重の場合、解剖学上一重の構造のまま、何も変化させないで糸で縛っているだけなので、自然現象として、糸の張力が緩むと元の一重に戻ろうとします。埋没法で戻ってしまうような一重の人は、上まぶたの二重になりたいライン上に、脂肪や筋肉や軟部組織が多くパツパツになっており、上眼瞼挙筋の枝分かれが皮膚に入っていく隙間がありません。隙間がないと、糸で縛ってもなかなか二重になるための食い込みは完成できないのです。

二重が元に戻らなくなるには、根本的に一重の構造から二重の構造に変えてしまうことが必要です。二重の構造になるためには、二重のラインが食い込む隙間を作るよう全切開重瞼術を行います。

実際の手術についてです。まずどうのような形の二重になりたいかが重要で、希望を伺いシュミレーションを行います。切開法のシュミレーションは埋没法より少し複雑で、完璧な術後の状態を術前にご自身の顔で再現することはできないので、おおよそこのようなイメージですというシュミレーションを行います。切開法では瞼の中の脂肪などの軟部組織を減らしてしまうので、術前と術後のまぶたの構造が異なります。そのため実際の自分の顔で術後の二重を再現するようなシュミレーションはできず、このような方向性の二重である確認を行っていきます。

デザインが決まれば麻酔を行い、皮膚を切開し、切開線周囲の眼輪筋を切除します。眼輪筋は二重になろうとする動きを妨げる組織なので、邪魔になる分量程度切除します。眼窩隔膜を解放して眼窩脂肪を展開します。その奥の眼瞼挙筋腱膜を確認して、周囲の組織との癒着をなくします。目を開けてもらって、二重になりにくい原因があればそれを切除します。二重になるように皮膚と皮膚の奥の組織を縫合して終了です。術後は非常に腫れてくるので圧迫して固定します。

重瞼全切開法はダウンタイムが大変長く見た目が良くない時期が長くなりますので、つらい手術かもしれません。でも、その後は二重の状態が元に戻ることはないので、腫れぼったい瞼の方やたるみがある瞼の方、瞼が重たい方、元に戻るのが不安な方などには理にかなった手術となります。

二重になりたい方のお悩みは深いものがありますが、ご自分の理想の状態や希望などが叶うよう診察させて頂いています。受診の際に疑問や気になることなど色々ご相談ください。

 

 

すず美容形成外科医院(広島の美容外科、形成外科、美容皮膚科、二重形成、鼻形成、しみ、しわ、たるみ)お電話は082-222-6671 HPは http://www.suzu-clinic.com メールでのお問い合わせは http://www.suzu-clinic.com/contact/index.html#mail_form