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2021年5月26日

たるみやしわの注射系治療:ヒアルロン酸注射など

たるみやしわの注射系治療:ヒアルロン酸注射など

カテゴリ:たるみ治療, ヒアルロン酸, 症例写真  投稿日:2021年5月26日

こんにちは。広島のすず美容形成外科医院の岩垂鈴香です。

たるみやしわの治療として注射の治療があります。

注射の材料として挙げられるのは、ヒアルロン酸、コラーゲン、ボツリヌストキシン、脂肪溶解注射などです。

ヒアルロン酸は、バイオテクノロジーで作られる、非タンパク性であるグルコサミノグリカン高分子のムコ多糖類です。

ヒアルロン酸は人間の体内にもともと存在する物質で、生体親和性に優れており、自然に吸収されていきます。

注入材としてのヒアルロン酸は、注入後水分を吸収して少し膨張します。また、注入材として唯一溶解剤があるため、元に戻したい場合は元に戻すことが可能です。

ヒアルロン酸の効能は、皮膚のボリュームの増大です。

ボリュームの減少によるしわやたるにに効果があるのですが、代表的な部位はほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴ線です。

その他は、おでこ、こめかみ、まぶたのくぼみ、眉間、頬のこけ、顎の形成、鼻の形成、涙袋形成、口唇形成など挙げられます。

ヒアルロン酸製剤は、顔面のほぼどの部位でも使用できます。ただ、下眼瞼の皮膚の薄い部分は、使用しないほうが良いまたは注意して使用するべきと考えています。

下眼瞼の皮膚の薄い部位は、コラーゲン製剤の注入が良い適応になります。

コラーゲン製剤はヒアルロン酸より古くから、顔のしわに使用されてきました。

昔は、広くウシコラーゲンを使用していましたが、現在はアレルギーの問題の少ない、ヒトコラーゲンが普及しています。

コラーゲンは、下眼瞼のしわやくぼみ、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンでは改善しにくい細かいちりめん皺などに適応があるのではないかと考えています。

ボツリヌストキシン注射療法は、神経筋接合部でアセチルコリン放出をブロックして、筋肉の動きを弱める治療です。この作用によって、表情で生じる顔のしわを改善させていきます。

適応部位は、眉間、おでこ、目じり、あご、鼻の下、首、口角挙上、鼻の横皺、その他に、ガミースマイル、エラの縮小・・などです。

ヒアルロン酸はボリュームを増大する治療、コラーゲンは下眼瞼と細かい皺の治療、ボツリヌストキシン注射療法は表情皺の治療です。

適材適所に使用すると、大変有用な顔のアンチエイジングのアイテムとなります。

 

 

ほうれい線とマリオネットラインをヒアルロン酸で治療した症例です。

治療前

 

 

治療後

 

 

合併症は、注射ですので、痛みや皮下出血や腫れなどです。

効果の持続はヒアルロン酸は半年から1年ほどです。

費用:ヒアルロン酸 1本 1㏄ ¥66,000

初回治療の方は、2本から4本程度必要なことが多いです。

 

 

すず美容形成外科医院(広島の美容外科、形成外科、美容皮膚科、二重形成、鼻形成、しみ、しわ、たるみ)お電話は082-222-6671 HPは http://www.suzu-clinic.com メールでのお問い合わせは http://www.suzu-clinic.com/contact/index.html#mail_form