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豊胸術・シリコンインプラント挿入術

カテゴリ:豊胸術  投稿日:2022年8月10日

こんにちは。広島のすず美容形成外科医院の岩垂鈴香です。

女性にとってのバストの悩みは、大きさや形です。東洋人である日本人はバストを小さくしたいということは少なく、小さいバストを大きくしたいという場合が圧倒的多数です。また、最近は授乳後の垂れたバストにハリを与えて若いころのバストに戻したいというご要望も増えています。このような場合は豊胸術(乳房増大術)が適応です。

豊胸術として挙げられる方法は、シリコンインプラント挿入術と脂肪注入術があります。

どちらの方法が良いか迷っている場合は、両者の良い点と悪い点を比較して自分に合った方法を考えると良いです。

シリコンインプラントが脂肪注入より良い点

・痩せた人でも選択したインプラントの体積だけ確実にバストが大きくなる

・脂肪吸引しなくてよい

・いやになったらほぼ全て確実に取り出せる

・脂肪注入より形が綺麗になりやすい

 

シリコンインプラントが脂肪注入より悪い点

・異物であること

・シリコンインプラント特有の合併症である被膜拘縮が生じる可能性があること

・挿入の際の切開線が脂肪注入より長い

・インプラントが浮き出て見えることがある

 

脂肪注入の良い点

・不要な皮下脂肪を減量できる

・自分の組織だけで治療できる

 

脂肪注入の悪い点

・1度の治療では完全ではないことがある

・侵襲が大きい手術である

・注入脂肪がしこりのようになってしまうことがある

・取り出したい時には簡単に取り出せない

・取り出す際は傷が大きくなる

 

以上を踏まえて、やせ型で確実に大きさを出したい場合、また形を綺麗にしたい場合には、シリコンインプラントのほうが良い選択肢となります。

 

シリコンインプラント豊胸術について

麻酔方法

当院では麻酔科専門医による完全静脈麻酔で行っています。そのため、痛みのコントロールも良好なので心配ありません。

切開線

乳房下縁切開、または腋窩切開から行います。挿入するインプラントの直径の半分弱くらいの長さの傷ができます。

シリコンインプラントを入れる深さ

乳腺下、大胸筋下、大胸筋筋膜下などが挙げられます。筋膜がはっきりしている場合は大胸筋筋膜下(筋膜間と呼ばれることもあります)にスペースを作って挿入します。筋肉や乳腺が発達していない華奢な方は、筋肉や筋膜や乳腺がはっきりしないことがありますが、その際は解剖学的に筋肉と乳腺の間を剥離できますので、そのスペースに挿入します。その部位が筋膜間になります。

術後の状態

バストをガーゼやテープで覆い更に包帯でぐるぐる巻きにします。この状態は1週間維持して頂きます。これが意外と大変かもしれませんが必須です。術後1日目に処置に受診して頂きます。この際にチューブを抜去します。抜糸は1週間後です。

合併症

傷跡:切開した部位はどのように綺麗に縫合しても医学的に申し上げるとなくなることはありません。しかし傷跡が気になると言われる状態になることは稀です。

出血、血腫:手術操作で止血をしても術後出血することはあり得ます。術後の血腫は感染や被膜拘縮の原因になりますので、術中に血を抜くチューブを入れます。チューブは術後に簡単に抜去できます。

感染:当院では清潔度の高い手術室、消毒操作、手術器具を使用しています。それでも感染を起こす可能性はゼロではありませんが、現時点では感染症例はありません。感染が生じた場合はシリコンを抜去すれば改善します。

左右差:もともと体の形が左右対称ではありませんので、完全に左右差をなくすことはできません。でももともとのバストに明らかな左右差がある場合は、インプラントの大きさを変更するなどして対応しています。

乳首の知覚異常:術後しばらくの期間は乳首の知覚異常があります。時間の経過と共に改善することがほとんどですが、完全に元通りにならない場合もあります。

インプラントの破損:インプラントは時間の経過と共に次第に劣化します。生涯問題ない方が多いですが、経年劣化や外力などで破損するケースもあります。シリコンインプラントは外力が加わっても中身が漏れ出ない構造になっているので、取り出す手術の際にもほぼ完全に除去できます。インプラントの構造は、シリコン製の袋の中にグミ状のシリコンが封入されています。そのため外側の袋が破損しても中身はその場に留まっています。例えば血液の流れに乗って、体の他の部分に流れてしまうようなことはありません。

被膜拘縮:シリコンは人体と親和性の高い物質ですが、やはり異物ですので異物反応を大きく生じる場合もあります。これが長期に起こると被膜拘縮を生じてきます。問題になる場合は、インプラントを固く触れ、変形したり、シリコンだと明らかにわかるような容貌になってくる場合です。この場合はシリコンを除去することが最良です。取り出してしまうと被膜も触れなくなってきます。しかし、最近被膜拘縮の症例を見ることはほとんどなくなりました。

痛み:術後1週間程度筋肉痛のような痛みがあります。1か月程度はバストが動く運動は避けて頂いています。

 

これらの長所、短所を十分に理解いただいた上で、手術を考えて頂ければ幸いです。

 

すず美容形成外科医院(広島の美容外科、形成外科、美容皮膚科、二重形成、鼻形成、しみ、しわ、たるみ)お電話は082-222-6671 HPは http://www.suzu-clinic.com メールでのお問い合わせは http://www.suzu-clinic.com/contact/index.html#mail_form