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2022年7月11日

おすすめ治療:人中短縮術(鼻下短縮術)の注意点

おすすめ治療:人中短縮術(鼻下短縮術)の注意点

カテゴリ:口元,   投稿日:2022年7月11日

こんにちは。広島のすず美容形成外科医院の岩垂鈴香です。

鼻と口周辺のバランスは、顔が大きく見えたり小さく見えたりすることに影響する部位です。

人中短縮術、鼻翼縮小術は、小顔にする治療をしていないのに術後、顔が小さくなったのでうれしいと言って頂ける手術です。最近は、人中短縮術を受けたいという具体的な主訴で受診頂くことが増えました。

鼻の下は加齢とともに10年に1ミリ程度ずつ伸びます。また、若くても鼻に比べて口周りの骨が小さい方は、鼻下が長い傾向にあります。鼻の下が長いと顔が大きく感じ、のっぺっりとした三枚目的な顔に見えます。逆に鼻の下が短い人は、綺麗なバランスに感じ、若く二枚目的な顔つきに見えます。実際に、40-50代でとても若く見える方の鼻の下を計測させて頂くと、11-13ミリ程度でした。鼻の下が長めだなと思う方を計測すると、17-19ミリ程度でした。

鼻の下を短くする手術を人中短縮術と言います。鼻の下の皮膚を切除し縫合する手術です。顔のバランスが良くなる良い手術ですが注意する点があります。

1,傷が見える部位にできます。

傷は鼻の真下に来ます。手術の切った線は時間の経過と共に目立たなくなっていきますが、どうしても傷をなくすことはできませんので、そのことが気になって不安になる方は手術を慎重にお考え下さい。

2,元に戻せない手術です。

皮膚を切り取ってしまう手術のため、私は皮膚を取りすぎないように注意しています。物足らなくても再手術ができます。取りすぎたら再手術はありませんのでやりすぎ禁物の手術だということをご理解ください。

3,マイナーな注意点ですが、上口唇が厚く見えます。

唇の上方の皮膚を切除するので、上口唇の中央が上方向に引っ張られます。そのため唇が厚くなって見えます。腫れている期間は更に厚みが協調されます。富士山形になると言われることもありますが、時間の経過と共になじんできます。しかし、上口唇の厚みを増加させたくない場合は良く考えてから手術に臨みましょう。

4,鼻の形が気になってくることがあります。

特に腫れている期間、小鼻が広がって見えます。ただ小鼻の形状は変わらない手術なので、腫れが引くと元に戻ります。鼻柱や人中も腫れている期間、膨らんだり引っ張られていたり、形状が気になってくることがありますが、腫れが引けば収まります。

以上が人中短縮術の合併症や注意点です。

良い点は、鼻の下を短くしたけどそれだけではなく小顔な感じになることや、間延びした顔のバランスが改善することなどたくさんあります。実際は注意点より良い点が多い手術ですので誤解のないようにお願いいたします。

鼻周りの形状で悩んでいらっしゃる方は、一度ご相談頂ければ解決方法が見つかるかもしれません。お気軽にご予約ください。

 

 

すず美容形成外科医院(広島の美容外科、形成外科、美容皮膚科、二重形成、鼻形成、しみ、しわ、たるみ)お電話は082-222-6671 HPは http://www.suzu-clinic.com メールでのお問い合わせは http://www.suzu-clinic.com/contact/index.html#mail_form