院長ブログ

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2023年2月8日

難治性ニキビの内服治療薬・イソトレチノイン

難治性ニキビの内服治療薬・イソトレチノイン

カテゴリ:美容皮膚科  投稿日:2023年2月8日

こんにちは。広島のすず美容形成外科医院の岩垂です。

にきびの治療法には、ディフェリンゲルやベピオゲルなどの外用治療や、抗生物質や漢方薬などの内服治療があります。これらの治療が奏功しない場合、レーザー治療やケミカルピーリングなどのスキンケア治療があり、当院ではこれらの治療を主に行っています。

上記の治療でも効果がない難治性のニキビの場合、イソトレチノインという内服薬があります。

イソトレチノインとはビタミンAの一種です。

効果として

1,皮脂の分泌を抑える作用があります。皮脂を分泌する皮脂腺を縮小させ、皮脂の分泌を減らします。

2,皮膚の角化を抑制し、毛穴のつまりを防ぎます。

3,アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用があります。

ニキビは皮脂の分泌亢進と毛穴のつまりと細菌感染が原因であるので、イソトレチノインはニキビの原因を除去してくれる薬ということになります。

ただし副作用がありますので注意が必要です。主なものは下記2つです。

1,催奇形性がありますので、内服終了後1か月経過するまでは避妊する必要があります。

2,粘膜や肌が乾燥します。特に唇が乾燥します。

この副作用のため、他の治療で改善しないニキビの方、体のニキビの方に処方しています。

難治性にきびの方の参考になりましたら幸いです。

すず美容形成外科医院(広島の美容外科、形成外科、美容皮膚科、二重形成、鼻形成、しみ、しわ、たるみ)お電話は082-222-6671 HPは http://www.suzu-clinic.com メールでのお問い合わせは http://www.suzu-clinic.com/contact/index.html#mail_form