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2025年9月19日

症例写真:上まぶたたるみとり(皮膚切除+脂肪処理+眼瞼下垂)

症例写真:上まぶたたるみとり(皮膚切除+脂肪処理+眼瞼下垂)

カテゴリ:症例写真  投稿日:2025年9月19日

こんにちは。広島のすず美容形成外科医院の岩垂 鈴香です。

 

上まぶたたるみ取りについての説明です

今回は、年齢とともに気になり始める「上まぶたのたるみ」について、詳しくご説明させていただきます。加齢に伴うまぶたのたるみは、多くの方が経験される悩みの一つです。見た目の印象だけでなく、視界の妨げになることもあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。そこで、今回は「上まぶたたるみ取り」の手術について、その内容やメリット、注意点などを専門的な視点から解説いたします。

【上まぶたたるみの原因】
まず、なぜまぶたがたるむのか、その原因についてご説明します。
加齢により、皮膚の弾力性やコラーゲンの生成が低下します。これにより、皮膚が弛みやすくなり、脂肪組織が下垂してきます。特に、まぶたの脂肪層は比較的多く存在し、これが下垂すると、まぶたの重さやたるみが目立つようになります。また、遺伝的要素や紫外線の影響も、皮膚の弾力性低下に関与しています。

【たるみ取りの手術方法】
上まぶたのたるみ取りにはいくつかの方法がありますが、最も一般的なのは「二重まぶたのラインに沿った切開法(上眼瞼形成術)」です。
この手術では、余分な皮膚や脂肪を切除し、まぶたの弛みを引き締めることで、若々しい目元を取り戻します。具体的には、以下のステップで行われます。

 

・デザインと診察:診察でご希望を伺い、術後のシュミレーションを行います。シュミレーションに沿って希望の状態になるように綿密にデザインをします。術後の形を決めるのはデザインなのでここでしっかりと時間をとるようにしています。

 

・手術の前に、まずは麻酔を行います。一般的には局所麻酔薬を使用し、まぶたの周囲に注射します。これにより、手術中の痛みを最小限に抑えることができます。麻酔の際には、患者様の不安を和らげるために丁寧な説明と安心感を提供することが重要です。

 

・次に、まぶたの余分な皮膚と脂肪を慎重に除去します。具体的には、まぶたの皮膚の余剰部分を切除し、脂肪の突出がある場合は脂肪も除去します。この作業は、まぶたの自然なラインを保ちつつ、たるみを改善するために非常に重要です。除去範囲や量は、患者様の状態や希望に合わせて調整します。調整するには術中に座位になっていただき、希望の状態になるか、綺麗な状態に仕上がるか、おかしな目にならないか、などしっかりチェックします。当院の経験上、この段階で術後の二重の幅が決まるのでしっかり操作をするように努めています。デザインとこの内部操作が希望通りの術後の目の形を作るポイントになります。

 

・余分な皮膚と脂肪の除去後、切開した部分を丁寧に縫合します。縫合には非吸収糸を用いることが一般的で、傷跡が目立ちにくくなるよう工夫します。縫合の際には、皮膚の引き締めと自然な仕上がりを意識しながら行います。特に、まぶたの皮膚は非常に薄いため、縫い目が目立たないように、微細な技術が求められます。当院の経験では術後の満足度が高いのは、まつ毛の根元がきちんと正面を向いている状態になることなので、縫合の際はこの点を見極めて仕上げるようにしています。またハム目になるなど不自然な形は満足度が大変低いので、患者様の不満につながらない縫合法を行っています。

 

・手術後は、冷却や抗炎症薬の投与などのケアを行います。腫れや内出血が出ることもありますが、時間の経過とともに改善します。

 

・縫合後は、傷口を清潔に保つためにガーゼや絆創膏で保護します。また、腫れや内出血を抑えるために、冷却療法を行うこともあります。これにより、術後の腫れや痛みを軽減し、回復を促進します。圧迫をかけることで、血行を調整し、内出血や腫れの軽減に役立ちます。

 

・手術後は、医師の指示に従い、適切なケアを行うことが重要です。具体的には、傷口を清潔に保つこと、抗生物質の服用、腫れや痛みを抑えるための冷却、そして過度な運動や目をこする行為を避けることです。また、一定期間はメイクやコンタクトレンズの使用も控える必要があります。

 

・処置や経過観察についてですが、術後は翌日処置に来院頂いています。その後は1週間ほどで抜糸に受診が必要です。その後は経過を見させていただくようにしていますが、症例により異なりますのでその都度指示がでるようになっています。

 

このたび上まぶたのたるみとりで二重幅を広くを形成した症例です。詳細な経過写真になりますので、内出血などがつらい方はご注意くださいませ。

 

 

術前

術直後

術後1日目

術後1週間

術後2週間

術後3週間

術後4週間

術後2か月

術後3か月

術後4か月

術前

術直後

術後1日目

術後1週間

術後2週間

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術後2か月

術後3か月

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術後2か月

術後3か月

術後4か月

術前

術直後

術後1日目

術後1週間

術後2週間

術後3週間

術後4週間

術後2か月

術後3か月

術後4か月

この度の症例は60代の女性です。

気になっていらっしゃった点は、

・目が小さくなってきた

・ふたえ幅が狭い

・平行型のふたえになりたい

・くぼみ目を改善したい

・ぱっちりした目元に戻りたい

このような内容でした。

術前にブジーでシュミレーションを行うと、皮膚が10ミリくらい余っていました。10ミリ切除すると眠たそうな目になってしまうので、眼瞼下垂の手技も入れ、挙筋腱膜を固定することといたしました。またくぼみ目の改善に、眼窩脂肪を移動させる計画を立てました。

術中特に問題なく終了しましたが、術後夜に出血したとのことでご連絡いただき、クリニックに来ていただくことができましたので診察しましたところ、球後出血のような問題のある出血ではなく創部からの出血でした。しかし右眼瞼より皮下出血が多く、改善するのに時間かかりました。時間が経過したあとは綺麗になり、喜んでいただけております。

目の整形や鼻の整形など、ご希望のお写真などあれば参考になります。この方もお好みの目の形の写真をご持参いただき、その写真を参考にデザインし手術しました。

合併症:腫脹、皮下出血、血腫、疼痛、感染、左右差、イメージと異なるなどです。

費用:上まぶたたるみ取り・皮膚切除+脂肪処理+眼瞼下垂

¥495,000となります。

その他診察代検査投薬代などかかって参ります。

 

 

すず美容形成外科医院(広島の美容外科、形成外科、美容皮膚科、二重形成、鼻形成、しみ、しわ、たるみ)お電話は082-222-6671 HPは http://www.suzu-clinic.com メールでのお問い合わせは http://www.suzu-clinic.com/contact/index.html#mail_form